
Case4.兄弟の不動産相続の話し合い~円満解決の事例~
2026年05月14日 15:53
▼相談内容▼
・相談者D様(60代/女性)
三か月前に母、二か月前に父と両親を立て続けに亡くした。
法定相続人はD様、お兄さん、妹さんの三人。
お母様の相続財産は現金と株、合わせて150万円ほど。
お父様の相続財産は現金と株が合わせて200万、その他に都内の一戸建て土地建物と、
ご両親のご自宅であった地方の一戸建て土地建物。
現在、都内の土地建物にはD様がお住まいで、D様は今後もそこに住み続けたいとのこと。
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このケースでは、まずは納税の必要があるかどうかを
弊社提携の税理士に計算してもらいました。
計算してもらったところ、
今回の場合は相続税の非課税枠(※)に収まったため、
相続税納税の必要はありませんでした。
※「相続税の非課税枠」=相続財産が3000万円+(600万円×法定相続人の数)
の金額を超えない場合には納税の必要はない。
相続税の納税義務が無いことが分かったので、
ここから兄弟間の話し合いに入ることに。
兄弟間で揉めるケースが多いので、ここからが大変です。
▼兄弟間の話し合い
兄弟での話し合いを進めたところ、 お兄様は相続放棄することになりました。
生前、ご両親が多額の借金を肩代わりしてくれたそうで、
それを返せていないため、自分は相続しないとのことでした。
そして、ご両親の遺産はD様と妹さんの2人で相続することとなりました。
次に土地建物の売価価格(不動産流通価格)(※)を グピカホームで査定しました。
※売価価格:今、その物件を売る場合につけられる価格。実際の売値のこと。
通常、不動産の相続税を調べるときは評価額と路線価などを基に
税理士に算出してもらいますが、相続人同士で
どの不動産を誰が相続するのかを話し合うときは評価額ではなく、売価価格を基に考えます。
ご両親が生前住んでいた地方の一戸建ては、 駅から遠く、
畑に囲まれた小さな一戸建てでした。
一方、D様の住んでいる都内の一戸建ては 土地は小さいものの
最寄り駅から徒歩圏内にある好立地の物件でした。
そのため、この2つの物件の売価価格には およそ2000万円の差がありました。

D様は今お住まいの都内の土地建物を相続し、
このまま住み続けたいということを強く希望していました。
そして、D様は
「妹との関係は良好なので、話し合いで納得してもらえると思う。」 とのこと…
ですが最も相続トラブルになりやすいのが兄弟同士での遺産分割であり、
どんなに関係性の良いご兄弟であっても、お金のことが絡むと態度が急変し、
争いになるケースも弊社で対応した中で何度もあったため、
担当者もとても不安に思っていました。
そこで、トラブルにならないような方法を担当者から提案しました。
▼担当者の提案
都内の土地建物以外の全てを妹さんが相続することにしても、
ご両親の流動資産を合わせて350万円ほど。
地方の土地建物と合わせても差額はおよそ1600万円あります。
都内の物件にはD様がずっとお住まいだったとはいえ、
これだけ条件に差があるといくら関係が良好な兄弟でも
納得してくれないのではないか?と担当者は思いました。
D様には配偶者もお子さんもいません。
そのためD様に万が一のことがあった場合、
D様の遺産を相続をするのはご兄弟となります。
そしてD様の妹さんにはお子さんがいるため、
交渉材料としてご両親から引き継いだ都内の物件を妹さん、
もしくは妹さんのお子さんに相続すると遺言書を作成するのはどうだろうか、
と再度D様にお会いしてお伝えしました。
また、万が一物件を売却する際は差額を支払うと伝えてはどうかという提案と、
話し合うときの注意点や伝え方の流れを細かくアドバイスしました。
するとD様は「そこまで考えなくても大丈夫ですよ。」 とおっしゃり、
特に不安げな様子もなく、妹さんと後日話し合うのだということでした。
▼話し合いの結果
約一週間後、話し合いの結果のご連絡をいただきました。
話し合いは問題なく終わり、無事D様の希望通り、
都内の不動産をD様が、その他は全て妹さんが相続するということでまとまりました。
妹さんからは遺言書まで必要ないと言われたそうで、
今回の場合は円満に解決することができました。
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今回の相談事例はいかがでしたか?
相続トラブルは兄弟間で最も発生しやすいと言われていますが、
このように円満に解決するケースももちろんあります。
弊社のスタッフは万が一トラブルに発展しそうな場合は
ご遺族様皆様がなるべく納得できる方法をしっかり考え、
話し合いのアドバイスなどもさせていただいております!
ぜひ、相続相談サポートセンターへご相談ください✨