兄弟の不動産相続の話し合い~円満解決の事例~

query_builder 2023/11/16
コラム
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こんにちは! グピカホームです🏡

今日は弊社代表が以前に実際に対応した 土地相続の事例をご紹介します📚

実際に対応した代表の目線で書かれていますので ご相談をお考えの方も

ぜひ一度読んでみていただけると嬉しいです。


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・相談者D様(60代/女性)


~~ご相談内容~~

三か月前に母、二か月前に父と両親を立て続けに亡くした。

法定相続人はD様、お兄さん、妹さんの三人。


お母様の相続財産は現金と株、合わせて150万円ほど。

お父様の相続財産は現金と株が合わせて200万、

その他に都内の一戸建て土地建物と、 ご両親のご自宅であった地方の一戸建て土地建物。


現在、都内の土地建物にはD様がお住まいで、 D様は今後もそこに住み続けたいとのこと。


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まずは納税の必要があるかどうかを 弊社提携の税理士に計算してもらいました。

今回の場合は相続税の非課税枠(※1)に収まったため、 相続税納税の必要はありませんでした。

※1「相続税の非課税枠」=相続財産が3000万円+(600万円×法定相続人の数)の金額を超えない場合には納税の必要はない。


相続税の納税義務が無いことが分かったので、 ここから兄弟間の話し合いに入ることに。

兄弟間で揉めるケースが多いので、ここからが大変です。 兄弟での話し合いを進めたところ、

お兄様は相続放棄することになりました。

生前、ご両親が多額の借金を肩代わりしてくれたそうで、 それを返せていないため、自分は相続しないとのことでした。

そして、ご両親の遺産はD様と妹さんの2人で相続することとなりました。


次に土地建物の売価価格(不動産流通価格)(※2)を グピカホームで査定しました。

※2 売価価格:今、その物件を売る場合につけられる価格。実際の売値のこと。




ご両親が生前住んでいた地方の一戸建ては、 駅から遠く、畑に囲まれた小さな一戸建てでした。

一方、D様の住んでいる都内の一戸建ては 土地は小さいものの最寄り駅から徒歩圏内にある好立地の物件でした。

そのため、この2つの物件の売価価格には およそ2000万円の差がありました。


D様は今お住まいの都内の土地建物を相続し、 このまま住み続けたいということを強く希望していました。

そして、D様は 「妹との関係は良好なので、話し合いで納得してもらえると思う。」 とのこと…

私の経験上、どんなに関係性の良いご兄弟であっても、 お金のことが絡むと態度が急変し、

争いになるケースを幾度となく見てきたので、慎重に進めることを提案し、

一度今後の筋道を立てるためにお時間をいただくことにしました。


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都内の土地建物以外の全てを妹さんが相続することにしても、 ご両親の流動資産を合わせて350万円ほど。

地方の土地建物と合わせても差額はおよそ1600万円あります。

都内の物件にはD様がずっとお住まいだったとはいえ、 妹さんがこの条件で納得するかどうか、私はとても不安でした。


D様には配偶者もお子さんもいません。

そのためD様に万が一のことがあった場合、 D様の遺産を相続をするのはご兄弟となります。

そしてD様の妹さんにはお子さんがいるため、 交渉材料としてご両親から引き継いだ都内の物件を妹さん、

もしくは妹さんのお子さんに相続すると 遺言書を作成するのはどうだろうか、 と再度D様にお会いしてお伝えしました。


また、万が一物件を売却する際は 差額を支払うと伝えてはどうかという提案と、

話し合うときの注意点や伝え方の流れを細かくアドバイスしました。


するとD様は「そこまで考えなくても大丈夫ですよ。」 とおっしゃっていました。



それでも私はトラブルにならないか、不安でした。

これまでの経験から、相談者様がポジティブであればあるほど、 色々と考えてしまうのです。


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約一週間後、話し合いの結果のご連絡をいただきました。

話し合いは問題なく終わり、無事D様の希望通り、 都内の不動産をD様が、

その他は全て妹さんが相続するということでまとまりました。


妹さんからは遺言書まで必要ないと言われたそうで、 今回の場合は円満に解決することができました。



ほっとした半面、少し慎重になりすぎたかなと反省しました。


普段私は経営者をしています。

私は会社を経営するにあたって、 基本的にいつも前向きでポジティブ思考でいようと心掛けています。

私がネガティブだと社員にとっても会社にとっても良くないので、 どんなことがあっても、

「何とかなる」精神を崩さないように常に意識して行動しています。


私が常にポジティブで行動的でいるからか、 反対にグピカの社員はいつも冷静で慎重な発言をしてバランスをとってくれています。

今回、前向きでポジティブな相談者様と出会ったことで、自分を振り返り、

いつも冷静に判断してくれる 社員側の気持ちになることができた気がしました。



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今回の相談事例はいかがでしたか?


こちらの事例の場合はご相談者様の言う通り、 代表の思っていたほど慎重にならなくても、 問題なく解決することができました。


ですが、実際には相続によるトラブルは 兄弟間で発生しやすいと言われています。

代表もこれまで数多くのご相談者様を対応してきて ご兄弟でのトラブルがとても多かったそうです。

そのため今回の場合もとても身構えてしまったのだそう…


ですが、代表のようにどんなことでも ポジティブに事が進みそうなときほど慎重に、

反対にうまくいっていないときこそポジティブに、 常にバランスをとれるように意識すること大切だなと感じました!


ぜひ皆さんも同じように意識してみてはいかがでしょうか?(*^^*)



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不動産は簡単に分割して相続することができないため、 相続トラブルに発展しやすい遺産です。

不動産の相続でお困りの方はぜひ一度グピカへご相談ください。

提携士業のご紹介もスムーズで、 ご自身で各ご相談ごとに専門家を探す手間が省けます◎


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